ライアン・バーチが入荷しました!2019年秋にオーダーしたから、2年半くらい待ちましたw
今日のサーフシーンの中で若手で最注目すべきサーファー、シェイパーのひとりであることは疑いの余地がないのですが、シェイプの良さよりも注目度が先行して人気が出てしまっているような気がしていて、これまでは一歩引いてみていたのが正直なところでした。機会あるごとに話題のフィッシュなども試乗して良さは分かっていたのですが、BRINEで取り扱うのはどうしようか~と躊躇していました。
そんな状態の中、出張でサンディエゴに行って9’9″のグライダーを試乗する機会があったのですが、その時、最初の波にテイクオフした瞬間に「オーダーしよう!」と決めました。それほどの感動がありました。グライダーといえばスキップ・フライとクリステンソンがあればそれで完結してるみたいに考えていましたが、そのどちらとも違うフィーリングを感じもしました。これぞグライダーという乗り味というよりもミッドレングスの延長みたいなイメージで軽くカジュアルに動いてくれる気持ち良さです。それにしてもフィッシュといい、グライダーといいサンディエゴの伝統的なサーフボードを若い世代が継承し、そこに新しい感性を加えてくるってサンディエゴのサーファー、シェイパーが育つための土壌の豊かさを感じずにはいられませんね。
その後に縁あって友人がオーダーした8’5″のミニグライダーをしばらく借りていた期間があって8’フィート台の可能性も感じてしまい、9’8″と8’8″をオーダーしたという次第です。8’フィート台はまた絶妙でサイズのある日の湘南、千葉、茨城某所では最高過ぎる体験が出来ました。もちろん小波でも楽しいのですが、腰以上~ムネカタは最高、そこから厚めの頭オーバーなんかになってくるとこれまたたまらないフィーリングでした。9以下とは思えないほどのテイクオフのはやさなので、乗り過ぎには注意しないといけないのですがw
ライアン・バーチのグライダーというと数年前に話題になったこの映像です。これで乗っているのは14フィート(14’5”?)の長さということです。こんな長いサーフボードをこんな風に軽快に乗りこなす技量にも驚愕ですが、それを可能にするシェイプに注目です。この長さから考えると今回入荷の9’8″もミニグライダーって名前になるわけです。
前置きが長くなってしまいました。今回入荷は以下の4本です。
Ryan Burch Surfboards Mini Glider 8’8″ × 22 × 3 430000yen(473000yen税込)
Ryan Burch Surfboards Mini Glider 8’9″ 1/2 × 22 1/8 × 3 430000yen(473000yen税込)
Ryan Burch Surfboards Mini Glider 9’7″ 1/2 × 22 1/4 × 3 450000yen(495000yen税込)
Ryan Burch Surfboards Mini Glider 9’8″ × 22 1/4 × 3 1/8 450000yen(495000yen税込)
写真を撮るために外に出して立てて遠くから見てみると、アウトラインの美しさが際立っています。カッコいいです。
バーチはボードルームショーというサーフボードのトレードショー内で行われるthe Icons of Foam Shape-off というシェイピングコンテストで2019年、2021年と優勝しているほどシェイプの技術が高いことでも知られています。天才的なサーフィンスキルとシェイプのスキルをどちらも持っているということですが、造形を作る創造力も天才的なものを感じます。本人は日々のサーフィン、撮影など超多忙でそれほどシェイプの時間が無いようなのですが、これほどのシェイプをしてくるのはどうゆうことなんでしょうか・・・素晴らしいです。
こんな感じで自分の琴線に触れるサーフボードはそうはないのですが(クリステンソンを知ってしまってからは特に)、そんな感動的なサーフボードが出てきたら今後も少しづつでも仕入れていきたいと思っています。
今後の入荷は全く未定です(何せ2年半かかりましたから)。ミニグライダーを4本同時に見られるチャンスはそうないはずです。現状ストックであるのはたぶん世界でBRINEだけだと思いますので、気になる方はぜひ見に来て下さい!