連日猛暑で海に入れない日は具合悪くなりそうですが、暑くて最高の夏真っ盛りです。このブログでも何度も書いていますが、夏は暑くて、冬は寒い（雪が多い！）がなんたって最高です。
さて今回は夏のサーファーの必需品、いや正装ともいえるサーフトランクスについてのお話です。
自分がサーフィンの仕事をはじめた２０数年前、そのころよく飲みに連れていってもらいサーファーの立居振舞についていろいろな話を聞かせてもらっていた大野薫さんに「サーフショップの店員たるものその年のベストなトランクスを穿かなくっちゃいけない」と言われたのがきっかけで、それから２０数年毎年ベストなトランクスを探してきました。ベストと言いながら毎年2～3枚は購入+もらったりしてしまうので、なかなかの枚数になるな～と振り返るとぞっとします。。
夏はトランクス１枚でサーフィン出来る最高の季節なので、自分は前後の時期も（少しやせ我慢しつつも）なるべくトランクスでのサーフィンを満喫するようにしています。大体６月～１０月初旬まではトランクスでやることが多いので、毎年新しいのを買ってはいますが、週に2～4日は穿くので元は取れているかなと。
夏は裸にトランクスしかないので、着ているもので主張できるものはトランクスしかありません。ということで夏のサーファーはトランクスにいかにこだわるかが問題です！普段街でいくら着飾っていても海に来てトランクス１枚になった時におかしなことになっていたら・・・最悪ですね。もちろんおかしなラッシュガードとか着てたら論外です。トランクスに合わせて何か着るとしてもそこも気にしてくださいね。
様々なトレンドもありましたが、長年の調査でわかってきた結果を書いてみます。あくまでも自分基準なので当てはまらない方は軽く流してくださいね～
1.長目の丈は要注意！
サーフトランクスはアメリカ中心のサーフブランドが作っているのがほとんどです。クイックシルバーもビラボンもトランクスからスタートしています。ということはデザインは欧米人を基準に作られています。脚が長い（特に膝下が長い！）欧米人に向けたデザインをウエストサイズだけ合わせて脚の短い日本人（自分）が穿くと多くの場合でかなり無理があります。長くてもヒザが隠れないくらいのものを選ばないとバランスがおかしなことになります。
ヒザが隠れるくらいの長さになると、波待ち～テイクオフの時ヒザに引っかかって動きにくいという弊害もあります。
インターナショナルなサーフブランドが毎年出してくる最新モデルは欧米人のプロサーファーをモデルにしてカッコいいイメージで広告しているので、良いな～と思ってしまうのですが、脚の長さ（特にスネの長さ）を考慮して必ず試着してから購入するようにしましょう。場合によっては裾を切って丈を直すのもありです。
ウェットベスト、ウェットジャケットなどを合わせて着る時にも注意が必要です。上半身がタイトフィットなウェットでボトムが長めのトランクスがヒラヒラしていたら・・・結構やばいです。
2.短すぎる丈にも要注意！
逆にかなり短めなデザインにも注意が必要です。７０年代な感じを狙ったような短め（アウトシーム14～15インチ）くらいに短くなると今度は脚が露出されすぎるので、根本的な脚のきれいさの問題になります。やはり膝下が長く、細目でバランスのとれた方だとカッコいいのですが、そうでないとなかなか穿きこなすのが難しくなります。
要するにちょうど良い丈を選べってことです。丈とシルエットに徹底的にこだわるべきなのです。
これはあくまでも自分（脚短め、膝下短め、細くない）を基準にしているので、膝下がすらっと長い方は気にせず好きなのを選んでください。
3.ストレッチ素材がベストなのか？
ここ数年は機能的なストレッチする素材が多く使われています。動きやすいのでシルエットをやや細めにすることも出来るし（もちろん丈は切っていました）、股ずれもしにくいし最高だな～と一時は思っていたのですが、なんかやっぱり違います。ストレッチの高機能な最新な感じのデザインに気に入る物がないという問題が大きいのですが、やはり柔らかい素材なので、くたっとしてしまう感じがあまり好きではありません。また、本当に良いストレッチ生地を使っているものはそれほどでもないのですが、ちょっとしたストレッチの生地で作られたものは濡れた状態で歩いたりすると、あそこの裏が擦れてしまう傾向があります。縫目をズラすなど工夫はされていても、濡れた状態のストレッチ生地は擦れやすい気がします。たぶん柔らかい素材でまとわりつきやすいということも影響していそうです。
やはり、昔からあるコットンや硬いナイロンの生地の方が濡れたあともシルエットがカッコいいと思います。
・・・すみません。トランクス大好きなんでつい力が入ってしまいました。。
で、自分がベストだと思うのがこちらのトランクスです！！！
YELLOW RAT Hawaiian Holiday Trunks 13800yen(+tax)
ここ数年はほとんどYELLOW RAT を愛用しています。特にこのコットン素材のトランクスは一見使いにくそうなのですが、水の中でもそれほど動きにくくないし、擦れることもないし、なによりシルエットが最高です。長すぎることもなく、短すぎることもない絶妙な長さと太すぎないシルエットが流石です。
このショーツは６０年代にサーファーに流行ったハワイのローカルブランド「Hawaiian Holiday」を完全復刻したモデルとのことです。エンドレスサマーなど６０年代のサーフムービーを観ているとよくこのデザインが出てきます。もちろん世界一のこだわりブランドのイエローラットだけに全てMADE IN CALIFORNIA,USAであります。そんな歴史、バックグラウンドを踏まえて「これを選びました！」と主張するのもトランクス選びの重要な部分なのではないかと思います。
これが自分としてはベストにカッコいいと思って、これにした訳ですがおまけで良いこともありました。夏のサーフトリップではパンツを穿くこともなく、数枚のトランクスを着回すことになるのですが、寝るときなんかはナイロンとか汗を吸わない素材では気持ち悪いと感じますがコットンだとそんなときにも快適です。
なんか新旧いろいろなブランドがありますが、YELLOW RATが最高です。これ以上のものがあれば教えてほしいです。
と今日はいつになく熱く語ってしまいましたが、初めにも書いたようにこれは超個人的な見解です。伝えたいのは自分自身のベストなトランクスを真剣にこだわって探してください！ってことです。
今年の夏は長そうですよ！お気に入りのトランクスでサーフィン楽しみましょう～