しばらく在庫がきれていたDVD「 GOING VERTICAL(ゴーイングバーティカル)」が再入荷しました。再入荷といっても日本に少しだけ残っていた在庫をかき集めたので、これが最後の入荷になると思います。先にいいますが、まだ観ていない方、DVDを持っていない方はこのチャンスを逃すと二度と手に入らない可能性が高いのでお見逃しなく!
GOING VERTICAL DVD 3980yen(+tax)
店でおはなしさせてもらったことのある方やこのブログの熱心な読者の方なら、自分が何度もこのDVDをおススメしていたので、しつこい!と思われる方もいると思いますがwこんな時だからこそ、じっくりサーフィンの映画を楽しむチャンスなのかと思い、改めて紹介させていただきます。
この映画は60年代後半に起きたショートボードレボリューションについてのドキュメンタリーです。
今はショートボード、ロングボード、ミッドレングスとかサーフボードの長さによってカテゴリー分けしているような状況ですが、1966年くらいまでサーフボードは今でいうロングボードしかなかったのです。それが66年を境にしてそれまで10フィートちかくあったサーフボードが短くなっていく革命が起きます。それがショートボードレボリューションです。サーフィン界にとっては文字通り激動の時代でしたが、時を同じくして、時代はベトナム戦争、それに対する反戦運動、ヒッピームーブメントと時代そのものが激動だった時期ともぴったり符号するもの興味深いです。
革命の中心にあったのはオーストラリアのボブ・マクタビッシュとハワイのディック・ブリューワー。長年ショートボードレボリューションの始まりはオーストラリアだったのかハワイだったのか?という疑問(因縁?)に当事者を同じテーブルに呼んで確認するのもこの映画のみどころ。今やだれもが認めるレジェンド中のレジェンドシェイパーの2人ですが、そこは根っからサーファーの2人、年はとっても中々やんちゃですw かなり険悪な雰囲気も漂いますが、そこを仲裁するのがこれまた当時現場にいた当事者のひとり、ジェリー・ロペスという豪華な顔ぶれです。
ショートボードレボリューションとはいかなるものだったのか?その歴史的な意義とは?ショートボードレボリューションを知るには一番良い教材となる映画です。これで興味をもったら70年代には素晴らしいサーフムービーがいろいろあるので、そこを掘り下げてみるもの一興かと。
当時の映像をふんだんに使い、サーフボードの進化と共にサーフィンが進化していくのもわかります。ドキュメンタリー映画としての作りも良いし、使われているサーフィンシーンも素晴らしいので、難しいところは置いておいてもとにかく必見の作品です。
今年はやたらと「ミッドレングス」をメディアで仕掛けているようなところがありますが、ミッドレングスを含めオルタネイティブなサーフボードを正しく理解するにはこのショートボードレボリューションを理解する必要があります!いろんなサーフボードに興味のある方には本当にじっくり観てもらいたいです。
正しく理解すれば、意味あるサーフボードをチョイスするための手助けにもなると思います。
サーフィンって本当に奥深くて楽しいです。最高です!
自分のグダグダな解説よりも予告編をどうぞ!
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