いつになく早いペースでvol.4をお届けしますw
California Trip 2018 vol.1 はこちら。
California Trip 2018 vol.2 はこちら。
California Trip 2018 vol.3 はこちら。
DAY4
この日は後のスケジュールもあったので、テラマ―で朝一サーフィン。今日も朝から快晴です。ちょうどペリカンが良い感じで飛んできたので、あわてて写真を撮りました。
崖の下の小さなビーチです。サンドとロックのミックスでコンパクトながら形の良い波がブレイクしていました。ロングボードなら笑いが止まらないくらいの感じです。しかも月曜日ということもあり、しばらくの時間、ピークは自分と社長の2人で貸し切りでした!
この日は商談DAYだったので、1時間ほどのクイックサーフでしたが、たくさん乗れて最高でした。(本当はもっとやりたかったのですが・・w)
海から上がりそこからほど近いキャプテンフィンの本社へ。
昨年も書いたような気がしますが、エントランスがカッコいいです。これぞミッチ・アブシャーワールドですね!
今回は軽いミーティングと新商品のサンプルピックアップに立ち寄ったのですが、気になっていた新作の現物がようやく見られました。
日本でもおなじみのアーティスト RUSS POPE (ラス・ポープ)モデルです。スケーター寄りのアーティストの起用もキャプテンフィンらしいです。ラスはキャプテンフィン創立のころからのオリジナルメンバーでもあります。7月には日本にも到着するかと思います。待ち遠しいですね~。
上のフィンの絵を描いたRUSS POPE のアート。
タイラー・ウォーレンモデルの原案。
アレックス・ノストのSUN SHINE FLEX FIN の原案?こんな感じでモデルが出来ていくのですね~。こんなちょっとしたドローイングですらアーティスティックなのはなぜでしょう。
新作のフィンはショートボード用もロングボード用もなかなか良さそうです。まだ公開できないのが残念ですが、特にショートボードのフィンではアッと驚くライダーのモデルが登場しますよ!お楽しみに~
キャプテンフィン本社でのミッションを終えて、ランチはサンディエゴに住む日本人の友人の一押しレストランへ。食事のおススメを聞くのはやはり日本人が安心です。
メキシカンシーフードレストランです。もともとはサンディエゴの街にしかなかったそうですが、好評なので南から北に向かって数店舗増え、最近エンシニータスにもオープンしたとのことです。
メキシカンもシーフードも大好物な自分としてはどうしても行きたかった店でしたが、噂に違わず美味でした。TACOSも良かったのですが、スープが美味しかった~。
ランチの後はクリステンソンの工場へ。
クリステンソンサーフボード&ムーンライトグラッシング
エントランス兼ショールームでいきなりグレッグ・ロングの凄いガンに出迎えられました。
リーシュカップが2個、リーシュの紐はそれぞれに2本=計4本。。。そのくらい必要ということなんですね。。。
サイズは 11’6″ × 21 1/4 × 4″ って未知の領域過ぎて良く分かりません・・・。「見つけたら連絡してね」とグレッグ・ロング本人の連絡先が書いてありましたが、どういう状況を想定しているのでしょうか???
クリステンソンの工場は老舗のグラッシング工場であるMOONLIGHT GLASSINGと一緒になっているので、多くのシェイパーのグラッシング待ちのボードも含め、工場内にはかなり多くのボードがありました。
クリスのシェイプルーム。工場の中でもこの青い空間は特別な雰囲気を感じます。11フィートを越えるグライダー、ビッグウェイブガンを得意とするクリスのシェイプルームは天井も高く、部屋もひときわ奥行きがあります。単純な話ですが、スペースがないとBIG BOARDはシェイプできないのです。
写真中央にNEW MODELのBANDITOのテールのテンプレートもありますね。
ミッチ・アブシャーとクリスで開発したロングボード”BANDITO”は2人とも大満足のモデルになったようです。カリフォルニアでも今後のベストセラーモデルになりそうだと話していました。工場のスタッフたちも皆オーダーしているそうです。工場のスタッフが頼むということは・・・間違いないですね!ちなみにミッチのパーソナルボードは9’9″ 、フィンはCAPTAIN FIN CC TRACKER10 を合わせているそうです。
NEWモデルのNAVITIMER のファーストシェイプをミッチに説明しているところ。11フィートオーバーのロングフィッシュですが、これからテストをして調整していくようです。グライダー系の速いロングボードはクリス自身が大好きなようで、いろいろアイディアがあるようです。ただ長くて速いだけではなくて、ターン性能もあるのが最近のクリスのグライダーの特徴です。日本用にもまずはデモボードをオーダーしましたので、試乗するのが楽しみです。
いつもとても優しいミッチさん。いったんここでお別れです。
クリスとミーティング。スペシャルモデルの提案をしたところ、その場でオーダー用紙を書き出したので、ちょっと期待できそう!既存のモデルの改良などもいろいろアイディアがあるようなので、発表できるようになったら、またお知らせします。気になる方は吉岡に聞きに来てくださいね!
それにしても、次から次へといろいろアイディアが出てくるものです。そしてモデルとしてラインナップするものはやはり他のどれとも違う、それぞれに意味のある、わざわざでも乗る価値のあるサーフボードになるというのがクリステンソンの凄さです。本当に素晴らしいです。
意味不明な強大な4WDのピックアップトラックを手に入れてご満悦なクリス・クリステンソンさんでした。
ちょうどクリステンソンのNEWデザインのTEEが入荷していました。その後、日本にも到着したのでBRINEでも販売中です!
CHRISTENSON TEE はオンラインでも購入可能です!
やはり今回の出張での最重要課題であったクリステンソンでのミーティングがバッチリできたので、まずは一安心しましたが、まだまだ夜までに時間があるので、行き逃したところをチェックしにソラナビーチへ。
先日も訪れたのですが、しまっていたアンディ・ディビスのギャラリーへいくと、なにやら張り紙が。この何気ない張り紙もアンディらしくて良いですね~。
少し待てば帰ってくるということなので、並びのサーフショップ”MITCH’S”などをチェックしながら再度訪問すると、アンディ夫妻が帰ってきてギャラリーもオープンしていました。
ここはアンディ夫妻のギャラリー兼アトリエでもあるので、裏には制作中の作品などもあります。太陽光の入る空間がこれぞカリフォルニアな感じで最高です。
最近では地元サンディエゴのクラフトビールのパッケージなども手掛けているそうで、こちらのビールを頂きました。IPAなので濃いヤツです。インパクト強めでしたが、嫌いじゃないです。お酒に弱いので少しだけでいいですが・・・w
昨年来たときは不在で会えなかったので、久しぶりの再会のアンディ・ディビスさんでした。
その後はオーシャンサイドでミリタリーショップを数件まわり、細々と仕入れをしました。ちなみにBRINEで売っているリーシュの紐はミリタリーショップで売っている軍規格の強度のあるロープ(もちろんmade in U.S.A.)を使って、内職して作っています。結構好評頂いていますので、今度店に来た際にはチェックしてくださいね。
この日の夕食は昼も一緒だったミッチと一緒にオーシャンサイドのお洒落なレストランへ。オーシャンサイドらしからぬ雰囲気ですが、最近はオーシャンサイド付近も再開発が進み、お洒落な店が増えているとのことです。
こちらの人は意外に飲んでも長くないので、ディナーミーティングもスパッと終わります。この日もオーシャンサイドで夕食ということはサンクレメンテまでの帰り道はプチドライブ、やはりキャンプペンドルトン越えがきつかった・・・。
帰りがけに遅くまで開いているスーパーに寄って、お土産などを購入。こちらのトレーダージョーズも日本に上陸していない店なので、エコバッグやオリジナルの商品などお土産に喜ばれます。今回は仕入れるほどの新作がなかったので、仕入れはしませんでした。
この日は(も)なかなか濃い内容の1日でした。
<おまけ>
この日の朝サーフィンをしたテラマ―のアナザーショットです。
アメリカに来るといつも感じる国民性の違いについての余談をすこし。この写真の看板見て感じることです。
1.デザインがカッコいい! このような行政が設置する看板でさえ何かシンプルでかっこよく感じます。そもそもデザインというものに関する意識の高さが日本とか違う気がします。街中の看板などはもっと顕著ですよね。日本は目立てば良いということなのか、ガチャガチャですよね・・・
2. 説明が少ない! これは個人主義的な考えかたの違いだと思いますが、自分で判断しろってことですよね。日本だとこれするな、あれもするな、と説明が多いですよね。行政の責任逃れ的な側面かと思いますが、禁止されていなかったからと行政に責任を求める人が多いという側面の両方かと思います。自然の中では特に自分で考えて行動しないとですけどね。細々とルールを作って統制するよりも、自分も個人として尊重してほしいから、あなたのことも尊重しますよ~みたいな考え方が自分は好きです。ロングボードは禁止だとか、リーシュを必ず着用しろだとかのルールはアメリカでは???となりますね。サーフィンって極個人的な活動なので、あなたも自由、私も自由、あなたの邪魔もしないから、私の邪魔もしないでね、という考え方の方がしっくりくる気がします。もちろん先人たち(その場所で古くからサーフィンしている人、その日自分より早くからピークにいる人)を尊重するなど万国共通の礼儀をわきまえたうえでの話ですが。
この写真を見て思わず書いてみましたが、カリフォルニアを訪れると、いろいろ考えさせられます。サーフカルチャーの深さだけでなく、海への接し方も。日本も海に囲まれた国なので、海への接し方をもっと考えたら良いのかなと思います。海沿いの街で育った自分が小中学生のころは海へ遊びに行くときのルールも学校でいろいろうるさく指導されてした。(もちろん守ってはいなかったですがw)もっと本質的な海への接し方を教育すれば良いのに~と感じていました。今はどうなんでしょうかね?
と最後に大きく脱線しましたw
では次回もお楽しみに~