本日のBlogでは大好きなフィンを紹介します。
数多くのライダーが参加しているキャプテンフィンのラインナップの中でも一番使えるモデルなのではないかと思っているのがこの”CHRIS CHRISTENSON TRACKER FIN”です。
左から 8.0 8500yen , 8.5 8800yen , 9.0 9000yen , 9.5 9300yen , 10.0 9600yen
フィンの名作中の名作、フレックスフィンといえばジョージ・グリノウ 4Aだというのには異論がある人は居ないとおもいます。CC TRACKERもやはり4Aをベースに考えたということですが、4Aとの一番の違いはベースがやや狭いというところです。
これにより特にミッドレングスシングルフィンに使用したときの動きの印象が大分変わってきます。
4Aフィンはとても良いのは間違いないのですが、裾広がりになっている形状なので、短いボードにセットしたときにターンが伸びすぎる傾向があります。せっかく短いボードにして動かしやすくなったのに、これだとターンが大回りになってしまうのが気になります。それに対し、CC TRACKER FINはクリッと動くのと、フレックスフィンらしい柔らかくしなってドライブする感じの両方がとても良く、ミッドレングスシングルフィンにはベストな選択になると思います。(もちろんボードとの相性があるので、一概には言えませんが)
写真の8.0と8.5がまさにミッドレングス用フィンと呼びたいサイズです。この2サイズのみフィンの厚さがその他のサイズよりも薄くなっており、抵抗の少なさとフレックスの柔らかさが短いボードに合わせてあるという感じです。
ロングボードに合わせるフレックスフィンはその他でもいろいろ発売されているので、いろいろ選べますが、ミッドレングスに本当に使えるフィンは少ないです。ミッドレングスでフィンに悩んでいるようなら、まずはこのどちらかのサイズを試してみるのをおススメします。
一方、9.0以上がロングボード用のフィンということになります。長い、ボリュームのあるボードに対して適度なフレックスが出せるような厚さになっています。
9.0は短め、薄めのロングボードに合わせやすいのは当然ですが、クリステンソンがいうには「グライダーにはこれ!9’フィートでも10’フィートでも11’フィートのボードでも9.0インチのフィンを使え!それしかない!」と。グライダー系の長いサーフボードにはどんなフィンが合うのか意外と悩むところだったのですが、使ってみたらやはりちょうど良いかんじでした。
9.5と10.0は多くのロングボードにデイリーで使うのにちょうど良いフィンとなると思います。ピボットフィンをセットして乗っているようなノーズライダー系のボードにも、やや大き目のフレックスフィンを付けて乗ってみると劇的に乗りやすくなったりするケースもあります。ターンしながら乗り継ぐような日はフレックスフィン、ノーズライドにフォーカスする日はピボットフィンと使い分けるのもおススメです。
ということで、同じモデルのサイズ違いではあるのですが、サイズ別の用途が様々なのがこの”CC TRACKER FIN”なのです。サイズ違いで作っておきました~と言う単純な話ではなかったのです。
フィンにも並々ならぬこだわりを持ち、多くのサーフボードラインナップを持つクリステンソンが自身のボードに使うことを想定してデザインしたというのがうなずける、素晴らしいフィンなのです!どんなに素晴らしいサーフボードをシェイプしてもフィンが良くなかったら台無しですもんね。
BRINEではいつでも各サイズ揃えるようにしていますが、やはり人気があるのでタイミングによってはサイズが欠けていることがあります。今年の夏前には8.0と8.5がしばらくの間切れていてご迷惑をおかけしてた時期もありました。現在は全てのサイズが揃っているので、フィン選びでお悩みの方はぜひご検討ください。
その他、フィンのこと何なりとご相談ください!