前のブログでマンダラのマニーさんの個人的な一押しモデルだというPalantirを紹介しましたが、その時もう一つ勧められたのは”Twinzer”でした。今回はツインザーのミッドレングス、Jam Karet/ジャムカレットについて紹介します。
MANDALA CUSTOM SHAPES JAM KARET 6’3″ x 20 3/8 x 2 1/2
先ず最初に、以前マニーさんがインスタグラムでJam Karet のことを紹介していたので、その文章の翻訳を載せておきます。こういうストーリーが大好物ですw翻訳ソフトでの直訳っぽい文章が生々しくてまた良い感じなのでそのまま転記します。
”ここ数ヶ月、JAM KARETをシェイプしテストしてきたが、17年ぶりにツインザー・フィンのデザインを見直すことができて本当に良かった。ウィル・ジョブソンが2005年から6年にかけてStriveファクトリーの前にRV車を停めていた頃、幸運にもサンタクルーズで一緒に過ごすことができた。私のシェイピングルームは、スピコとミシェル・ジュノーの部屋のすぐ2階にあり、トニー・マイクスのラミネーションルームからの煙で2階全体がガスに包まれていた。多くの脳細胞が失われた。ステレオは一日中鳴っていたが、ミッシェルが一番うるさかった。ウィルはボンゴという名の巨大なトカゲを飼っていて、ウィネベーゴで一緒にセッションしていた。彼がWA州で自分で加工したパーツでカスタマイズした日立を使って、私の最後のクラーク62Cから5’11 “のNeoMorphを作ってくれるのを見ることができたのは幸運だった。ブロッキングもサーフォームもなく、ただ純粋に正確だった。彼はアインシュタインをポパイの体に閉じ込めたような、天才でワルで(そして会ったこともないような優しい男だった)。”
DeepL.com(無料版)で翻訳。
フィンが4本なのでクワッドフィンか?!と思ってしまうかもしれませんが、クワッドフィンとは全く異なるコンセプトなのがツインザーです。ちなみに4本フィンのクワッドですが、一般的なクワッドフィンはトライフィンからの派生で考えられています。トライフィンのバックフィンを2つに分けて、左右に配置するというコンセプトです。ツインフィンを2つに分けてクワッドフィンにするという方がレアケースで、有名なのはリッチ・パベル氏が開発したフィッシュ用のキールフィンを2つに分けたスピードダイアラーくらいです。
でそのどちらとも異なるコンセプトがツインザーです。ツインスタビであればサイドフィンが大きくて、バックフィンが小さいというパターンですが、ツインザーはサイドフィンの外側、やや前方に小さいフィンがセットされます。
このフィンセットで期待される効果は、通常のツインフィンの周りに発生する渦を整えてスムーズに水を流すこと。
となると
・ツインフィンのフィンの抵抗感を軽減し、よりスムーズな動きに。
・水を後ろに流すことでターンにドライブも効く!小さいフィンがボンザーのサイドフィン的な働きもする。
ツインフィンのルーズな感じとボンザーフィンのドライブが同時に体験できるような、非常に機能的なセッティングなのです。
マニーさんいわく全てのツインフィンに有効なフィンセッティングとのことで、ツインフィンで作られるほとんどのモデルにはカスタム対応可能とのことです。このJam Karetはもともとツインザーのモデルとして開発されたので、ツインザーの乗り味が存分に楽しめるというわけです。
自分もツインザーには数回乗った程度で良さをしっかり体感していなかったので、この夏はいろいろツインザーに乗ってみました。実際にこのジャムカレットの6’5″もテストしてみました。
サイズのある波ではスムーズなテイクオフ(かなりはやい!)から気持ち良く加速~ワンターンごとにドライブが効いてグングン前に走る!ツインフィンほどルーズな感じはなく、しっかりホールドする感じはあるものの動かしたいイメージ通りに動いてくれるような感じで気持ちいい~wちょっと抜けられない感じの波でも抜けられてしまうほど速いので何度かショルダーから前乗りされましたw
サイズのある波をツインで乗るとちょっとルーズで不安を感じる(それもまた楽しいのだが)という方にはとても良い選択だと思いました。
パワーの無い小さめの波でスピードが出ないようなコンディションでもツインフィンよりも安定しつつ、軽く動いてくれるのでストレスなくサーフィンできる感じでした。ただターンすることで良さがでるようなモデルなので、ターンも出来ないほどの小波では良さが感じられないかもしれません。
ツインザーのセッティングはシェイパーやモデルに寄っても工夫があるようで、全てが同じではないようです。お借りできるタイミングでなるべくツインザーに乗るようにしてみましたが、ホールドが良くてカービングターンは気持ち良いけど、ホールドし過ぎてツインフィン的なルーズで柔らかい動きが楽しめないものもあったのですが、マンダラ マニーさんのセッティングはかなり絶妙に良い!と確認出来ました。
ツインザーに興味がある方にはマンダラ ジャムカレットおススメです!
現在ブラインには6’3″のストックがあります(一番上の写真)。気になる方はぜひ見に来て下さい。最近よく相談される、「ショートボードよりもテイクオフが楽でのんびり波に乗れつつ、ショートボード的な動きも楽しめる6フィート台の調子よいサーフボードは無いか?」という相談にはバッチリ応えられる逸品です!
自分ももう少し乗り込んでみますので、さらに詳しい説明が聞きたい方はお気軽にご連絡ください。