いや~またまたご無沙汰してしまいました。久しぶりのBlogです。。。
今日は新たに発売になった CAPTAIN FIN ALEX KNOST BMT SUPER FLEX V1 FIN を紹介します。
左から SUPER FLEX V1 8.0 , SUPER FLEX V1 9.0 , SUPER FLEX V2 9.25 , SUPER FLEX V2 10.25
左2枚がV1 → 主にミッドレングス用。
右2枚がV2 → 主にロングボード用。という感じです。
先ずはミッドレングスにV1を付けてテストしてみたので、そのインプレッションを書いてみます。
CHRISTENSON SURFBOARDS ULTRA TRACKER 7’0″ に V1 8.0 を付けてみました。
テールボリュームが絞られたウルトラトラッカーにはあまりフィンを大きくしない方が調子良かった(CC TRACKER FINなら8.0がベストでした)ので、8.0を付けてみたのですがセットしてみたら「小さすぎるかな~」という見た目でした。フィンボックスに入れた時にしっくりくるというのがそのまま乗り味だったりするので、乗ってみてもやはり少し小さすぎると感じました。
動きはとても軽くてスルスル動かせて良いのですが、テイクオフから最初のボトムターンの際は丁寧に踏まないとちょっと不安定を感じ、抜けてしまうほどではないのですが思いっきり傾けるのが怖いな~と感じてしまいました。
フィン自体を陸で触っていた時は「フレックスフィンといいながら意外に硬いな~」と思っていましたが、乗ってみるとフレックスするのがしっかり分かりました。全体的に面積が狭いのでフレックスしつつ水が抜けていく感じはあるのですが、ベースの狭さに対して先端が細くなっておらず、先端まで同じようなボリュームがあり水の中でホールドする感覚があり、通常の先端が細いフレックスフィンの抵抗少なく水が抜けていく感じとは大きく違いました。フレックスが戻る時に水を捉えてフィンの反動でターンが伸びる&切り替えが軽くなるところが超気持ちよかったです。
次にCHRISTENSON SURFBOARDS HUNTSMAN 6’10” に V1 9.0 をセット
ウルトラトラッカーで小さすぎたのでハンツマンに9.0をセットして乗ってみました。
見た目少し大きすぎるかな~と感じたのですが、乗ってみると大きすぎて引きずるような感覚はなく、ターンも軽くて全く問題ありませんでした。ボトムターンでの不安定感もなく思いっきりターンできました。ウルトラトラッカーで感じたマイナスの部分は解消して、かといって大きいことのマイナスは無いように感じたので、7前後のミッドレングスには V1 9.0 がとても楽しく使えそうなことがわかりました。この感じであればハル系のミッドレングス、エッジボードにもバッチリはまると思います。
いわゆるフレックスが合うサーフボードには問題なく使えると思いますが、
ベースが狭いのでルーズで動かしやすい、
先端には面積があるので水が抜けきらないでホールド、
ねじれながらフレックスしてビヨンと戻る反発、
というちょっと別のフィンには無い感覚で機能的かつ面白い。が感想です。
ただ個人的にはハンツマンのキビキビした動きにはフレックスフィンではなく、あまりフレックスしない立ち上がったフィンの方が相性が良いと感じました。ハンツマンには CAPTAIN FIN ALEX KNOST CLASSIC 8.5 がベストだと思います!同じアレックス・ノストのデザインですが、全く違う方向性のフィンです。なによりボードとの相性が重要なんだと思います。
CAPTAIN FIN ALEX KNOST CLASSIC 8.5 (写真は前出のウルトラトラッカーに付けています)
フレックスフィンのしなってターンが伸びる感じが好きではない場合、もっとクイックに動かしたい場合にはとてもおススメのモデルです。
それにしてもアレックスは素晴らしいフィンを作ってくれますね~。以前に知人に聞いたのですが、アレックスはフィンへのこだわりが凄く強くて、使う積層板の厚さ、フィン丸め方のシェイプにも非常にうるさいらしいです。アレックスノストのパーソナルボードを見せてもらった時もフィンボックスの横に目盛りが刻んであって、少しずつフィンの位置を変えてテストしているとのことでした。見かけによらずめちゃ細かい!w
最後は話題沸騰の BEACHED DAYS AQUATIC DIVISION C-BUCKET 7’6″ に V1 9.0 をセット。
通常のPU のC-BUCKETの場合はフィンは小さ目が調子よく、6’10~7’8くらいまでCC TRACKER8.0がベストだと思います。C-BUCKETはピンテールなのでテールの浮力が少なく、テールを沈ませやすいのでフィンは小さくても良いということになります。
一方、このBEACHED DAYS AQUATIC DIVISIONの場合中身がEPSなので同じデータでマシンシェイプしているものなので体積はほぼ同じくらいですが、実際の浮力は強くなります。テールもPUに比べて浮力が強く出てしまうので、フィンも大きくした方がしっかり効くということになります。よってCC TRACKERも8.0ではなく、8.5がおススメとなります(大き目が好きな方は9.0でも良いかも)。
ということでこのALEXの9.0がバッチリではないかと思ってテストしたわけですが、やはりバッチリでした!
長さがしっかりあるので思いっきり傾けても抜ける不安感はないし、動きは軽いしでちょうど良い感じでした。ただこのボードの軽さもあり、動きすぎてしまう印象もあるので、直進の安定感が欲しい、ターン数を減らして最小限の動きでサーフィンしたいというような方にはこのフィンではなく、普通にCC TRACKER FIN をおススメします。
このボードはEPSなので、ちょっと特殊ではあるのですが、ボリュームのあるミッドレングスにはこのBMT V1 9.0 FIN は面白いのではないでしょうか。
そうなるとまだ試せてはいないのですがBMT V1 8.0 は6代のテールにボリュームのあまりないシングルフィンに良さそうですね。
このフィンは楽しいのでいろいろなボードに付けて楽しみつつ、次回のタイミングでロングボードに V2 を付けて試してみたいと思います。調査結果がまとまったらまたブログ書きます。期待しないでお待ちくださいw
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