お次はこれもクリステンソンサーフボード2025年の新作、復活した”SUBMARINER”です。
以前にあったサブマリナ―(もっと以前はC-UNIT)のバージョン2.0というカタチで復活した、クリステンソンのディスプレイスメントハルのモデルとなります。
先ずはクリステンソンのホームページの紹介文を翻訳してみました。本人が説明しているYoutubeも合わせてご覧ください。字幕入れると意味不明なところもありますが、大体理解できますので。
『 SUBMARINERは、クリステンソンのラインナップに再登場した洗練されたディスプレースメント・ハルエッグで、クリーンでラインアップされたサーフィンのためにデザインされたスムースで流れるようなボード。ハイライン、レール主導のサーフィンを求める中級者から上級者、特にスピード、フロー、精度高く波のフェイスをライドしたいサーファー向けに作られている。
ディスプレイスメントハルからインスパイアされたボトムとフォイルしたSデッキでデザインされたSUBMARINERは、ダウンザラインのスピード、エレガントなトリム、ボトムからのパワフルなレールターンに優れている。ローロッカーとロードドームボトムがフリクションのないフローを生み出し、ステップデッキがフロントのスイングウェイトを軽減し、ターンのコントロールとドライブを維持するのに役立つ。このモデルは、スタイル、ハイラインのフロー、爆発的なボトムターン(特にフォアハンド)を重視するサーファーに最適。
SUBMARINERはクリアサンドフィニッシュが標準仕様で、シングルフィンのセットアップを推奨(9.5インチのフレックスフィンが理想的)。リクエストに応じてカスタムオプションも可能。
「Submarinerはフォアハンドサーフィンを好むボードで、初心者向けではない。」
– クリス・クリステンソン 』
おススメサイズは
6’4 x 21 3/8 x 2 11/16
6’6 x 21 1/2 x 2 3/4
6’8 x 21 5/8 x 2 13/16
6’10 x 21 3/4 x 2 7/8
7’0 x 21 3/4 x 3
7’2 x 21 3/4 x 3 1/16
7’4 x 21 7/8 x 3 1/4
7’6 x 22 x 3 5/16
ということで、”ハル”です!クリスも言っているように見た目とは裏腹に誰にでも乗りやすいエッグなミッドレングスではなく、なかなかの曲者ですw
最大の特徴は丸いコンベックスボトム、以前のバージョンは薄くコンケーブが入っていたのですが、新しいバージョンはコンケーブなしでフルコンベックス、よりハルの特徴が出ているような印象です。このボトムはどの方向からも引っ掛かりが無いので、抵抗なく水の上を滑っていく感じがたまらないのですが、薄いレールとも相まってターンのコントロールをするのがなかなかに厄介です・・・
サーフボードの中心部分はかなり厚め(7’0″で厚さ3インチくらい)あるのですが、レールはかなり薄め、ノーズもデッキ側からスクープされていて薄め、テールもやや薄めで、厚い部分と薄い部分の差が極端にあります(Sデッキ)。
ボリュームのあるところを上手く使ってニュートラルなポジションで乗るのがポイントとなります。レールを入れる意識が強すぎるとレールが入りすぎて、狙ったラインと実際のラインがズレて「おっとっと・・」となるやつです。サーフボードのボトム面をべタッと水に押し当てて、やさしくレールを抜き差しするイメージでしょうか。
とはいってもそこはクリステンソンなので、グレッグ・リドルのオリジナルハルほどは難解ではなく、絶妙な工夫(特にテールのシェイプ)がされており、全く歯が立たないってほどではありません。それでもハルのテイストが強いので、フロントサイドは何とかなるのですが、バックサイドは難しいです。カットバックも進行方向の180°反対方向までターンを引っ張らない方が良い感じです。
なかなか厄介な乗り物なのですが、なぜこのモデルに乗りたいかって、他のタイプのモデルにない面白さがあり、上手く乗れた時のスピード感がたまらないのです!クリステンソンのサーフボードは共通して”速い”という特徴がありますが、ターン~ドライブしてスピードがのる速さとまた違い、良いポジションに立っているだけで抵抗なくスルスルスル~と走っていくのにハマってしまうのです。
早くまたこれに乗ってサーフィンしたい!と思わせるような魅力(魔力)に満ち溢れているモデルなのです。
クリス本人が6’6″に乗っているということなので、自分も6’6″をテストしています。波がそこそこある時は最高に楽しいのですが、小波を楽しむって感じではないかな~と感じています。腹胸以上のフェイスのしっかりある波の時が最高に気持ち良いです!
もう少し長いサイズであればもう少し幅広いコンディションで楽しめそうです。(クリスも6’6″と7’0を使い分けているそうです。)小波でも使いたいという方は7くらいを狙ってみても良いのではないでしょうか。
フィンのセットも特徴的です。基本的にはボードの長さに関わらずグレッグ・リドルのフレックスフィン9.5をセットするのがクリスのおススメです。このセットだとよりハルの特徴が際立ちます。
乗りにくさを感じたら、CAPTAIN FIN CC TRACKER 8.5 のような少しベースの広いフレックスフィンをフィンボックスの真ん中~少し後ろにセットするとハルっぽさが抑えられ、エッグっぽく乗りやすくなります。先ずはこのモデルに慣れるようにして、徐々にフィンを細いフレックスフィンにしていくとかもありだと思います。
2つのフィンの中間的な ALEX KNOST SUNSHINE FLEX V2 9.0 もおススメです。
ということで今回のブログではクリステンソン2025年の新作、サブマリナ―を紹介しました。ミッドレングスでサーフィンの練習をしたい方、1本で全てのコンディションをやりたいという方には不向きかもしれませんが、乗りこなす楽しみがたまらない、クリスのラインナップの中では最もマニアックともいえるモデルです。マニアの皆様ぜひお試しくださいw
現在の店頭在庫はこちらから確認できます。先日まとめて入荷したので、6’6″~7’2″までサイズ揃っています。ここまで揃うタイミングは少ないので、チェックしに来てください!
→→→ https://brine.official.ec/categories/4438041
YOUTUBEも制作中です!お楽しみに~