忙しくてちょっとブログをご無沙汰してしまいました。
いや~台風が来ると忙しいですね~w
BRINEのfacebookでは「NEW FISHをブログで紹介します!」と書きましたが、今回の台風で衝撃的にCORBINA(コルビナ)が調子よかったので、まずはコルビナを紹介します。
このモデルの特徴はなんといってもフィンのセッティングにあります。
BONZER(ボンザー)と呼ばれるこのフィンシステムは1972年にマルコム&ダンカンのキャンベル兄弟によって開発されたシングルフィンの進化系といえるシステムです。特徴的なサイドフィンとセンターフィンの組み合わせで史上初めてのトライフィンともいえる当時としては斬新すぎる画期的な発明だったとされています。(ちなみに1981年にサイモン・アンダーソンが発表したいわゆる現在主流のスラスター(トライフィン)より10年前ということを考えてもこれはすごいですよね。)
トライフィンは当時主流だったツインフィンのルーズすぎるところ解消するアイディアだったことからもbonzerとはできた経緯は全く違うのですが・・・
ザクッと言えば
ボンザー=シングルフィンの進化版(シングルフィンをもっと速くするため)
スラスター=ツインフィンの進化版(ツインフィンのルーズさを減らしパフォーマンスを上げるため)
といったところでしょうか。
特徴的なサイドフィンはターンのためというよりも水を後ろに流すための要素が強いようです。平行に彫られたダブルコンケーブと合わせて、ターンをするたびに横方向に流れる水をサイドフィンが堰き止めて後ろにジェット噴射のごとく排出し、ぐぃーんと加速していく、とにかくサーフボードを前に進める速さが特徴です。
話が遠回りになりましたが、最近また再度このシステムがカリフォルニアのシェイパーたちの中で熱くなっているようで、様々なシェイパーがこのシステムを使い始めています。
クリスのモデルでもエッグ系のアウトラインのCFOというボンザーフィンのモデルがありましたが、このコルビナはポイントノーズ&ダイヤモンドテールでよりショートボード的な側面を持ちます。
先日の台風シリーズで幸運にも某リーフの良い波をこのボードで滑ることができました。そこそこの波では「なかなかいいね~」くらいで楽しめていたのですが、良い波での調子よさは段違いで今思い出しても顔がにやけるほどですw
ボンザーならではのターンの加速感がたまらなく、fishなどに比べると細めのアウトラインのせいか全くどこにも引っかからないのでとにかく抜けるのが速いのです。fishなどのツインフィンと比べるとやはりこれはシングルフィンなのでテイクオフしてまっすぐボトムに降りてボトムターンするというベーシックな動きが得意のようです。前が崩れそうな掘れたセクションでも思いっきりボトムターンするとぐぃーんと伸びて前のフェイスに抜けていく感じがたまりません。
全体のボリューム感(もちろんオーバーフロート!)とテールのボリューム感もちょうどよく、ロッカーも少な目でテイクオフも早いのもサイズがある波では安心感につながります。
デッキ側からみるとかなりフラットに見えるのですがボトムの絶妙なシェイプによりきわどいところでも刺さることもありませんでした。
ボンザー特有のダブルコンケーヴもやや浅めなので、風が入って面が荒れてきてからも気になることは無かったので、それなりのサイズであればかなり使える1本になりそうです。というよりも衝撃的な出会いをしてしまったくらいの1本なので、自らも購入を検討してますw
自分以上にサーフボードマニアな某サーフショップの店主も絶賛していたのがよくわかりました。やはり最高です。
左がボンザーの定番 TRUE AMES BONZER 。自分は右のCAPTAIN FIN KASSIA 7.5 が良いかと。定番のボンザーフィンより、動きが軽くなる印象です。
またまた興奮して書きすぎましたw何はともあれ一度実物を見に来てください。更なる話はその時にでも。
調子のよいサーフボードがあってサーフィンが楽しくてしょうがない2015年の秋・・・最高です。
ではまた。
YOSHI