知る人ぞしる?カリフォルニア発のリアルな西海岸カルチャーをベースにしたアパレルブランド”YELLOW RAT(イエローラット)”のT-SHIRTSが入荷しました!
今季のTシャツはかなり興味深いものばかりなので、僭越ながら解説させていただきます。(解説が必要なTシャツってところがもうすでに相当ヤバいでしょw)
プリントを紹介する前にまずはボディです。ヘビーオンスのUSコットンを使用し、ザラッとした風合いとトレンドにかかわらず40~60年代の西海岸にこだわるYRらしくハイネック気味のボディをオリジナルで作り込んでいます。勿論、ボディもプリントもすべてmade in USAです。
まずは個人的にも一番おすすめのこちら、“REBEL WITHOUT A CORD”
元ネタは1955年のハリウッド映画、ジェームス・ディーン主演の名作”理由なき反抗(原題:REBEL WITHOUT A CAUSE)です。理由:CAUSEのところを”CORD”としたわけですが、CORDとはリーシュコードのことです。”リーシュなき反抗”ってことですw。リーシュコードをしないとサーフィンしちゃダメ!というローカルルールも存在する現在のサーフスポットの状況を嘆いてのメッセージとも取れるインパクトあるプリントです。
映画の題名とフォントをもじってデザインされたものですが、このデザインは実はサンフランシスコの某有名アーティストが手掛けているという細かなこだわりも。
※サーフィンは自由な遊びですからね~。自由には危険も責任も付帯するものです。リーシュ付けるか付けないかは個人の判断に任せます。付けてても付けてなくてもプルアウトしないでキックアウトして波乗りを終わらせるのは最悪ですからね~。危ないし、何より格好悪いのでやめましょうね~。
こちらが映画のポスター。1955年 JAMES DEAN が最高にカッコよいです。最近話題の映画”LA LA LAND”の中でも出てくる名作なので、観てない方は合わせてどうぞ!
カラーはNAVYとWHITE。どちらも捨てがたいです。。
続いては“STOKE”
STOKEとは、サーファーが連発する言葉で興奮するとかエキサイトに近い意味ですが、ちょっとニュアンスが違うかもしれません。
その感覚を60年代に刊行された「The Fun in Surfing History by Rick Griffin」の中でリック•グリッフィンが自らの言葉とイラストで単刀直入に説明しています。その説明の文章をそのまま使いつつもうひとひねりしクロスワードパズルのようにこの説明文の中から”STOKE”のスペルのアルファベットの色を変えてハイライトしているのがこちらのプリント。
グレーのボディとプリントカラーのバランスも絶妙です。
最後に紹介するのはこちらも見逃せない、今やサンフランシスコというよりもアメリカを代表する現代アーティストの巨匠となったバリー・マッギーデザインの“KIO’S DING REPAIR”
以前にも同じアートワークのTシャツがあったので第2弾ということになりますが、今回はオリジナルボディで、プリントのカラーも変えての発売となります。
もともとのアートワークはHAMBURGER EYES 011. Summer 2007 (サンフランシスコから季刊誌で発行されるフォトジャーナル形式のマガジン), HAMBURGER EARS – THE MUSIC ISSUEにBarry McGeeが勝手に広告を掲載したのをTシャツにしたというのが始まりとのこと。
アートワークの一番上にタイプされた”Hablo a japones”はスペイン語で「日本語話せます。」という意味だそう。まったく意味不明のこのめちゃくちゃなセンスには完全に脱帽です。
yellow rat 主宰のKIOさんとBarry McGeeとの親密さがわかるコラボレーションですw
ポケットTなのも魅力。
という説明しがいのあるTシャツのご紹介でしたw
自分のことをサーフィンマニアだとかマニアックだとか言ってくてる方もいるのですが、本当のマニアはYELLOW RATのKIOさんです。自分もアメリカに行く度に日頃疑問に思っているけど誰も教えてくれないようなことをまとめて聞きに行ったりしています。アメリカの若いサーファーたちですら自分たちのルーツである50~60年代のカリフォルニアのサーフカルチャーのことを教えてもらいに行くような大先生なのです。そんなKIOさんの作るYELLOW RATにこれからも注目です!
次のタイミングでBRINEでも最も力が入っているトランクスが入荷予定です!そちらもお楽しみに~