またまた入荷したばかりのサーフボードの紹介です。そうです、紹介したいサーフボードがたくさんあって書ききれないのですｗ
今回紹介するのはクリステンソンのミッドレングスレンジの代表的なモデル ”C-BUCKET（シーバケット）”です。
美しい流線型・・・しびれますね。写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、このアウトラインの曲線とレールの落とし方、ロッカー・・・すべてが絶妙のバランスで作られているこの立体の美しさはゾクッとするほどです。セクシーという表現が適当でしょうか。これはシェイパーの（豊潤なベースから培われたのであろう）センスによるところが大きいのかと思います。
ちょっと興奮してわけわからない方向に行きそうなので、ちょっと戻しますｗ
ボトムはノーズエリアはハルエントリー（コンベックス）～シングルコンケーブ～ダブル～Veeとコンビネーション。適度に遊びもあり方向づけもしやすく、テール付近のエッジのホールド感も良いのでターンもばっちり決まるはず。センターはクリス得意のシングルコンケーブで水を流し、ピンテールとW～Veeでのターンの抜けも抜群です。これまた速そうな（実際速い！）シェイプです。
このモデルのテンプレートは相当優秀なようで、長さが長くても短くても機能するようです。実際6フィート前後～9フィート台のロングボードでも使えるので相当です。
写真左は6’6″、右は7’0″
長くなるとそのまま引き延ばしたようなやや細長いシェイプになります。これもまたかっこいいですよね。短めはよりオールラウンドな1本として、長めは大きなマニューバーを楽しむための1本と考えても良いかもしれません。
「このモデルはどんな波用なんですか？」とよく質問をされるのですが、これは小波～大波まで何でもOKというのが自分の答えです。実際ショートボードをメインで乗られている方は波が小さい、パワーが無い時用にこの辺のサイズ（6フィート台後半～7フィート台）を選びますが、全く同じボードをロングボードメインの方はサイズのある時用に使ったりしています。面白いですね。
そして上級者用なのか初心者用なのかみたいなことも聞かれることがあるのですが、この辺のサイズのボード（すべてではありませんが）は散々サーフィンをやった（大人な）サーファーがやっぱり大きなマニューバーでクルージングするのが一番楽しいということで選ぶケースが多くなってきています。（カリフォルニアでは以前からこの傾向です！）という意味では上級者用ともいえるのですが、浮力自体は十分あり、テイクオフも早く、ターンもできるので、初心者の練習用でも使えてしまうので初心者でもOKともいえます。
そんな良いボードは初心者にはもったいないとか言う方もいるのですが、サーフボードの良し悪しが分からない時こそ良いボードに乗っておくほうがいいに決まっています。調子の悪いボードで首かしげながら練習するよりも、間違いないボードで何の心配もなく練習する方が良いですもんね。安いという理由だけでよくわからない中古とか初心者セットとか買うのはおすすめしません。ボリュームさえ間違っていなければ、気に入ったボードを大事に長く使う方をおススメします！
フィンはcaptain fin の新作、クリス・クリステンソンのtrackerというフレックスフィンがやはりベストマッチかと！
いや～、素晴らしいサーフボードです。ミッドレングスとかシングルフィンのサーフボードに興味のある方は見に来るだけでも価値あるかと思います。更に詳しく（もういい？ｗ）説明しますので、ぜひご来店ください。