カリフォルニアトリップのブログの途中ではありますが、先日インスタグラムでも紹介したクリステンソンのNEWシェイプが入荷したので、今日はその新作を徹底解剖します！
新作といってもモデルはミッドレングスの定番フラットトラッカーです。フラットトラッカーが昨年もモデルチェンジしましたが、更にアップグレードしました。先日クリスの工場でのミーティングでも一番のトピックとなっていました。シェイパーのクリスも工場のスタッフもこの完成度の高さにかなりお気に入りのモデルのようです。
今回入荷はこんなサイズです。
CHRISTENSON (NEW) FLAT TRACKER
左から
6’4″ x 21 x 2 3/8
7’0″ x 21 x 2 3/4
7’10” x 21 1/2 x 2 7/8
今回の変更のコンセプトは”more high performance!”ってことだそうです。
今までのフラットトラッカーはセンターからテールへのアウトラインが直線的で直線的なスピードが出るような形状だったのですが、それをもう少しカーブの多いアウトラインに変更して、更にターンの性能を上げたいという意図だそうです。前のシェイプが直線的だといっても十分ターンのしやすいイメージだったのですが、それを更にってことみたいです。
テールの形がスクエアからラウンドに変更。モアカーブ！ですね。
かなり強めのVeeボトムが見えると思います。前回のより更に強くなって、更にVeeの間を前よりも若干コンケーヴも深く掘っているます。
ノーズエリアはかなりまくってハルっぽい感じに。これは最近のクリスの他のモデルと同様なシェイプですが、このモデルとサブマリーナは特に多めにまくっている感じです。
ここからでは分かりにくいのですが、ちょうどパドルする時の胸の下くらいのところは今まではフラットだったのですが、NEWシェイプでは薄くシングルコンケーヴが入っています。かなりボトムのシェイプは複雑で攻めている感じですｗ
前のモデル同様、初期型よりも少し強めにノーズロッカーもあります。
ウェッジストリンガーがクリアのサーフボードの美しさを際立たせています。痺れますね～
今回が日本への初めての入荷なのですが、実は秘密裏にデモボードを作ってもらい、何度かテストしてました。
肝心の乗り味はというと。。。
試乗したのは6’10″で厚さも薄めだったのですが、滑り出しがとても良い！するするとボトムに向かって落ちていく感じです（これはクリスのシェイプに共通の感じですが・・・）。ただ、以前のシェイプの方がテイクオフのはやさだけならはやかったかも。フラットトラッカーの謎のテイクオフのはやさは尋常ではないレベルなので、あくまでもそれに比べるとって話です。
凄さを感じるのはそのあとです。薄っすらと入ったシングルコンケーヴの効果か、走り始めてからのルーズな感じが以前より無くて（それでもC-BUCKETよりはルーズな感じ）、気持ちよく走ります。細めのサブマリーナみたいなともいえるかと。
そして何より、ターンが軽い！長さを感じさせないほど良く動きます！こんだけ走って、こんだけターンするミッドレングスって無いな～と感動です。
長さを感じさせないほど軽くターンできるってことで、先ほどのテイクオフの若干の遅さを考えると、狙っているサイズより1サイズ長目で乗れば全て解消するんではないかと。
短めサイズはシングルフィンショートボードとして、７フィート以上の長目はこれぞミッドレングスの間違いないモデルとして更に注目のモデルとなりましたね～。
※以前のモデルも名作といえるほどのモデルだったので、どうしても以前の方が良い！という場合はカスタムオーダーは可能だそうです。
ミッドレングスはターンを楽しみたいから、やはりフェイスのあるそれなりの波でクルージングして乗るのが最高～ということで、今のところある程度波のある時しか使っていないので、本来の適正な波でのパフォーマンスは実証しましたが、今後は小波の日にもテストしてみます。また後日報告しますね。
ちなみにフィンはCAPTAIN FIN のCC TRACKER8.5 と ALEX KNOST8.5 を試しました。どちらも悪くないですが、ドライブの気持ち良さではやはりCC TRACKERの方が良いかな～という印象です。
なんか思いつくままいろいろ生意気なこと書きましたが、とにかく超絶カッコいいです。最高です！ぜひ実物をチェックに来てください！